正月のバタバタも落ち着いたこの時期にある大いなる宴をすっかり忘れてしまったが故に至急用意をすることに。
ぬかった…この連綿と受け継がれた宴の重要性を知らぬはずはなかろうに…。
この用意の結果如何により神へと成ることができるのかが決まるのだ。まだ挽回の余地はある。
さて、まずは富の集いし場所に向かおう。
この地にて新しき者の力を得ることができれば向かうところに敵なしである。
…なに!?いにしえの者しかおらぬと言うのか…なんということだ。
いや、しかしこの者たちの力も申し分ないはずだ。その分良い格好をさせれば問題なかろう。服を見繕うとするか。
確かこの辺りに昨年用意したものがまだあったはず。
…なに!?小さき獣が聳え立ってるではないか…今宵は正と悪が混雑したかのような獣が必要なのだが…いや、しかしどちらも獣であることは違うまい。
彼奴らに違いなどわかるまいて。
これで準備は万端であろう。あとは本番を迎えるのみ。
ガハハー!どうだこの童たちの目よ!我が軍に目をしばたたかせとるわ!
そうだろう、そうだろう!我を神と崇めたまえー!
…というわけでお年玉の準備をする時間がなくて新札を用意することができなかった上にネズミのポチ袋であげたため子供たちから微妙な笑顔を向けられた話でしたー!
なんやなんや!お金はお金やねんぞー!大事に使いやがれー!
準備は大切だって話です
今日はここまで