初めてでも迷わない!お風呂で使う介護用品の種類と特徴 シャワーチェア編

介護のいろいろ
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ども、お風呂は毎回「烏の行水」のあくじろんです。

今回から何回かに分けて少し真面目に介護の事を。
(ほんとはいっぺんにしたかったけどすごい文字数になりそうなので…)

福祉用具専門相談員として働く私があくまで持論で

お風呂で使用する介護用品の種類と特徴について

お話ししたいと思います。

お風呂で使う介護用品は代表的なもので

  • シャワーチェア
  • 手すり
  • 浴槽台
  • バスボード
  • すべり止めマット
  • 簡易浴槽・入浴用リフト
  • 入浴用介助ベルト

とありますが、今回はシャワーチェアについて。

ではでは参ります。

この記事はこんな方におすすめ
  • 初めての介護で色々調べている方
  • お風呂で使える介護用品を知らない方
  • お風呂での介助に困っている方
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お風呂で使う介護用品はすぐにでも揃えるべし!

お風呂は危険がいっぱい。

というのをよく聞くと思います。

実際、足を滑らせて転倒する方は結構いるんですよ。

ケガをしてから用意しても遅いので、
介護が必要と思ったら動けるうちからなるべく早く準備をしておいた方が良い!

介護は先手先手が重要です!

とはいえ最初に用意するのはシャワーチェアと手すりぐらいでいいと思います。

あとは身体の調子に合わせて必要なものを足していくのがおすすめ。

シャワーチェアの種類と特徴

イスですね。THE・入浴用介護用品でしょう。

お風呂で使う介護用品と聞いたらまずこれが思い浮かぶんじゃないでしょうか~?

意外と普通の風呂椅子だと低すぎて座るときは怖いし、
立つときは足に力が入りにくくて立ちづらいしでなかなか不便なんですよね~。

介護用のシャワーチェアは座面位置が高くなっており、
立ち座りの動作が楽に行えるようになります。
(座面位置の高さは調整できるものがほとんど。)

選ぶ時のポイントは大きく3つ。

・背もたれの有無
・ひじ掛けの有無
・座面の形と素材

ですかね~。

背もたれの有無

座位姿勢が安定している方は背もたれ無しでもいいと思いますが、
安定しない方は背もたれのあるタイプがいいでしょう。

介護する人が洗身をする場合は大きな背もたれがあったら逆に邪魔になるので、
腰までの低い背もたれのタイプがおすすめです。

ぼく個人的には背もたれ有のものをおすすめします。

ちょっと体を洗うのが難しくなるかもですが、
介護用品のシャワーチェアで背中全面を覆うような大きなものはほぼないですし、
もたれることが出来るというのはかなり安心できます。

安心してお風呂に入れるというのは結構重要。

ひじ掛けの有無

こちらも座位姿勢が安定しているかどうかで決めるのがいいでしょう。

と書いているのがほとんどだと思いますが、ぼく個人的には

背もたれ有のシャワーチェアを購入する場合はひじ掛け有を選ぶのをおすすめします。

なぜならあって損はないから。

それにほとんどの商品はひじ掛けを跳ね上げることが出来ます。

なので使ってみて邪魔なら跳ね上げておけばいいだけ。

それでも邪魔なら無理やり外してどこかで保管してればいい。

ちなみに背もたれ無しのひじ掛け有っていうシャワーチェアは…見たことありません。

座面の形と素材

座面の形は四角のタイプとU字になっているタイプとあります。

自分で洗える方や、介助者に洗ってもらうとしても腰を上げることが出来る方は四角のタイプで問題ありません。

ただ腰を上げるのも難しいという方の洗身をする場合はU字タイプがおすすめです。

これは陰部が洗いやすくなるというメリットがあり、
介助者のためのおすすめ理由ですね。

座面部分は柔らかくクッション性のあるものと、
クッションの付いてない固いものがあります。

高齢になるとおしりのお肉が薄くなってくるので個人的にはクッション性のある座面の方がおすすめです。

クッションがあると寒い時に「つめたっ!」っていうのも軽減されますし。

クッションは汚れたら外して洗えるタイプも多くありますし、クッションだけ購入して交換することもできますよ。

購入する前に気を付けておきたいこと

介護保険を利用して購入できるのは基本1回

今回紹介したシャワーチェアは介護保険を利用して購入することができます。

介護保険を利用して購入した場合自己負担は1割(所得に応じて2~3割)と、かなりお得に購入することが出来ます。(いったん全額払ってあとで戻ってくる)

ただし使えるのは基本的に1回。

特例はありますが「経年劣化」という理由でもう一度購入することは出来ません。

なので先の事を見据えた商品を購入することをおすすめします。

くれぐれも座位姿勢が安定していないのに、背もたれ無しの座面が回転するタイプのものを購入する。といったことのないように注意しましょう。

サイズを測っておく

身体に合ったサイズを選ぶということはもちろんですが、もうひとつ確認を。

お店で見るとそうでもないかもしれませんが、シャワーチェアって結構場所を取ります。

購入する前に浴室の置く場所のサイズをしっかり測っておくのがおすすめ。

特に浴室は内開きのドアなことが多いので、ドアに干渉しない大きさを把握しておくことが重要です。

シャワーチェアの場合は折りたたみが出来る商品も結構たくさんあるので、カタログをよく見た方がいいですね。

最後に

お風呂は体をほぐして心も癒す大きな楽しみの一つです。

一人で安心してお風呂に入れるというのはとても大事なこと。

当たり前だと思うことなかれ!

 

今日はここまで

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