結構前ですけどこのブログの中で
介護職を目指してるなら福祉用具専門相談員おすすめですよ~
と言いました。この記事ですね。
この記事の中に取っておいた方が良いよ~っていう資格で
福祉住環境コーディネーター
というのがありました。
今回はこの福祉住環境コーディネーターとは何なのか?なぜとった方が良いのか?勉強法は?
についてお話していきたいと思います。
福祉住環境コーディネーターとは
福祉住環境コーディネーターとは、その名の通り「福祉」に特化した「住環境」についての知識を持った人の事です。
高齢者や障害者の方の住む家をより生活しやすい環境に整えるようアドバイスを行います。
分かりやすく言うと例えば
- 玄関のあがりかまちを上がりやすくする
- 居宅内の導線で危険なところを見つけ対応する
- つまづきやすい段差を解消する
- その他行動時の不憫に感じる動作を解消する
ためのアドバイスや提案をすることが出来ます。
家の環境をよりよくして在宅期間を長くしましょ~というやつですね。
福祉住環境コーディネーター取るなら2級を!
福祉住環境コーディネーターという資格は1級から3級まであります。
受験するのに特に資格はなく、学歴や年齢・性別・国籍問わず誰でも試験に挑戦できます。
講座等を受講する必要もないため、全て独学で受験することもできます。
一番資格取得しやすい3級から挑戦してもいいですが、
僕は初めから2級に挑戦するのをおすすめします
なぜなら3級は取ったところで意味がない!からです。
まぁ就職のためではなくただ知識を得るというためでしたらそんなことないですが…。
3級を取っても就職に有利になることはないでしょう。
逆に2級を取得すると一気に有利になります。
なぜならある書類を作成することが出来るから!
後述しますが、福祉住環境コーディネーターを取得するのはこのためと言っても過言ではありません。
(そんなことない!という人もいるかもですが、実際取って働いてる僕はそう思ってます)
福祉住環境コーディネーター(2級)を取るメリット
就職時に有利になる
「2級以上を取得すれば」という条件付きですが、就職時に多少有利になります。
介護業界って資格のオンパレードなんですよ。
だから取れる資格はいっぱい持ってた方が重宝されます!
(僕ももっといろいろ取った方が良いとは思ってるんですが…。)
住宅改修費支給申請の理由書作成が出来る
これが2級を取得するべき一番の理由です!
介護認定を受けた方は介護保険を利用して住宅改修をすることが出来ます。
手すりを付けたり段差を解消したり。
ただその申請のために用意しないといけない書類が結構あり、住宅改修費支給申請の理由書というのはその一部です。
住宅改修費支給申請の理由書とは
この人が住宅改修するのは○○という理由があります
というのが書かれた書類です。
一見それだけ?と思われそうですがこの書類は誰でも記入していいというものではなく、資格を有する者だけが記入することが出来ます。
そして福祉住環境コーディネーター3級ではこの書類を記入することはできません。
2級以上でないとダメなんですよ。
だからどうせ取るなら3級ではなく2級の取得を目指すべきです。
ケアマネジャーからありがたがれる
上の住宅改修費支給申請の理由書というのはケアマネジャーも記入することが出来ます。
ただ地味に結構面倒くさい書類なんですよ。
なので理由書書いてください~と頼みに行くと高確率で嫌な顔をされます。
まぁ仕事が増えるのでそらそうよ。
そこを
理由書作成したんでハンコだけお願いします~
となるとケアマネジャー的には凄くありがたい。
次からもこの事業者に頼もう!となるかもしれません。
専門知識がつくのでしっかりと説明できる
福祉住環境コーディネーター2級取得してください~!
と簡単に言ってますが、そんなに簡単な資格でもなくそれなりに勉強が必要です。
福祉住環境コーディネーター2級の合格率は
2020年度 46.8%
2019年度 37.7%
と40%前後。
FP2級と同じぐらいの合格率ですかね。
(ちなみにFP2級は2019年9月の合格率が43.42%でした)
試験を取得するために当然勉強するんですが、2級を合格する頃には結構しっかりとした知識が身につきます。
知識があるため説明にも説得力が増しますし、ケアマネジャーや理学療法士が間違ったことを言った時にしっかりと話をすることが出来ます。
(ケアマネジャーや理学療法士もさすがに家の構造までは知らないですからたまに無茶を言うことがある)
結果お客さんからの信頼を得ることが出来るでしょう。
福祉住環境コーディネーターの取得方法
試験の種類と日程
福祉住環境コーディネーターという資格は1級から3級まであります。
受験するのに特に資格はなく、学歴や年齢・性別・国籍問わず誰でも試験に挑戦できます。
講座等を受講する必要もないため、全て独学で受験することもできます。
福祉住環境コーディネーターは、東京商工会議所が主催する認定試験です。
受験申込は、東京商工会議所のウェブサイトの申込ページで行うことができます。
2・3級の試験は年2回、だいたい7月と11月頃に実施され、1級のみ年1回、12月頃の実施です。
2・3級の試験はインターネットで行われ、約1ヶ月ある試験期間の中から自分が受けれる日時を決定します。
1級の試験はインターネットではなく決まった日時に会場で行われますので注意を。
試験日初日の2週間くらい前から試験最終日の1週間前まで申込登録期間が設けられています。
これは毎年変わるため、試験日や申込期間は事前に確認しておきましょう。
受験から資格取得までの流れ
2021年の福祉住環境コーディネーター(3級・2級)の試験はインターネットで行われます。
1級の試験はインターネットではなく会場で行われますので注意を。
1.申し込みを行う
2.申込書(払込取扱票)が届く
3.受験料を支払う(受験料は級によって異なります)
4.受験票が届く
5.試験を受ける
6.成績を照会する(WEBでチェック!)
7.合格証が届く
という流れになります。
詳しい日程や試験方法等は東京商工会議所の公式ホームページをチェックしてください。
実際した勉強方法
ここからは僕が実際に資格を取得した際に行った勉強方法です。
持論が過ぎるので参考になるかどうかわかりませんが…。
勉強した期間
僕が勉強に費やした期間は約6か月です。
簡単に言うと
4か月はテキストの読み込み。
2ヶ月は過去問を繰り返す。
という感じでした。
勉強スタイル
僕はどの勉強の時も大体このやり方というのがあり、それは
とりあえずテキストをひたすら読む!
という方法です。
最初は何を書いてるか理解できません。
問題も良くわからないでしょう。
それでいいんです。
ただわからなくても止まりません。無視してどんどん進みます。
これが重要!
ほとんどの人はわからないことがあれば都度止まって意味を理解してから次に進もうとする。
そうするとどれだけ時間があっても足りません。
試験までテキストを最後まで読めなかった…。となる可能性もあります。
しかもいちいち時間をかけてると戻ったときに忘れていることも良くある…。
なのでまずは読む!
勉強の仕方も1日何時間勉強するというやり方ではなく1日何ページ読むというやり方にします。
理想は2週間ぐらいで1冊読み終わるぐらいのペースで読みたいですね。
最後まで読むとすぐ初めからもう一度読み直します。それをひたすら繰り返す。
そうすると最初は全く意味が分からなくてつらいですが、急に
あ、なんかわかる
という感覚になります。
そうなってからは結構頭に入りやすくなるのでおすすめの勉強方法です!
最初は意味わからないんでかなりつらいけどね!
テキストは僕は公式のテキストを購入するのをおすすめします。
なぜなら試験の時だけではなく、実際に仕事で使うときも見直しやすく、長く使えるので。
逆に試験に合格さえすればいい!という人はもっとわかりやすい本を探してもいいと思います。
最後に
福祉住環境コーディネーターの資格について話してきましたが、この資格だけ持っててもあまり役には立ちません。
福祉用具専門相談員やその他介護系の資格を取得して、プラスアルファで得た方が良い資格だということを理解してください。
逆に福祉用具専門相談員の資格を今持っていて働いてる方は絶対持っておいた方が良い資格ではありますよ!
今日はここまで