車いす付属品もレンタル可能!レンタルできる種類を紹介!

介護のいろいろ
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以前車いすの事を何度か話題にしましたが、

「そういや付属品について話してないな」

と思ったので追加情報として今回話しておくことにします。

以前話した車いすのあれこれはこちら

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車いす付属品とは

その字のごとく車いす用の付属品のことです。

実はというか当たり前かもですが、この車いす付属品というのも介護保険を利用してレンタルすることが出来ます。

ただ車いす関係なら何でも介護保険を利用してOKというわけではなく、主に

  • クッション又はパッド
  • 電動補助装置
  • テーブル
  • ブレーキ

が介護保険対応商品ですと種類が決められてます。(他にもありますが)

例えば車いす用のカッパとか車輪カバーとかは自己負担購入になります。

「電動補助装置」はほぼ取り扱いがないので今回はパス。

残りの3つについてまず紹介していきます。

クッション又はパッド

車いすのクッション、パッドは、座圧の分散、姿勢保持、などの目的で使用する。ウレタンフォーム製、ゲル、圧の調整可能なエアセルを配置したもの、本人の臀部の形に合わせて形状を調整できるものなどがある。車いすの上で長い時間を過ごせるかどうかのかなりの部分は適切なクッションの使用にかかっている。

:::: 介護保険給付福祉用具情報 :::: (techno-aids.or.jp)

車いす付属品の体感ほぼ80%がクッション又はパッドです。

車いす本体の座るとこってほぼ布ですからね。

長時間座ってたらしんどい!

デイサービスとか朝10から16時まで車いす座りっぱのとこもあるらしい。

そんなずっと車いすに座ってたら床ずれにもなる危険性あるし心配なる。

長時間車いすに座って過ごす方にはぜひクッションを使ってほしい。

結構色んな種類のクッションがあるので体に合ったものを探して選びましょう。

レンタルなら探して試してが簡単にできるのでどんどん活用していこう!

座位に問題がない方

座布団感覚でOK。

薄型でも大丈夫なのでしんどくならないよう利用しましょう。

(試してほしい商品)ピタ・シートクッション

座位に問題がある方

床ずれを防止するのを選んで!

体圧分散効果の高いものや骨盤を安定させるものがいい。

(試してほしい商品)アルファプラクッション

座位が取れない方

姿勢をしっかり保持できるもの。

おしりを包み込むような形のものや前面が上がって前ずれを防止するクッションがあります。

座面だけではなく背中にもクッションを入れて横ずれを防止します。

(試してほしい商品)アウルサポートセット

使用する際に気を付けて欲しいこと

車いすを使用する際にクッションを置くのはぜひおすすめしたいことですが、クッションを置くと当然座面の高さが変わります。ひじ掛けやフットレストの調整も同時に行うようにしましょう。

テーブル

車いすは両側に駆動輪があるため、手こぎ式の車いすに載っている場合は物を持って移動するとができない。ちょっとした物を置いたり、飲食の際に用いる。アームレストの上に取り付け、取り外しができるテーブル

:::: 介護保険給付福祉用具情報 :::: (techno-aids.or.jp)

車いすのひじ掛け部分に板を置いてテーブルとするものです。

食事の際に使用する人が多い印象。

車いすに座ったまま食事をしたいけど車いすの高さとテーブルの高さが合ってる家はあまりない。

まぁテーブルを買うときそこまで考えて買わないでしょうからしかたないですね。

ひじ掛けが当たってテーブルの中に入れなかったり、入れてもテーブルが高すぎたり。

「多少車いすと合ってないけどいっか」と合わない高さで食事をとるのは本人からしたら結構ストレスです。

そんなに高いものではないのでレンタルしたげて~!

あ、普段室内は伝え歩きで移動できるし、食事の時はちゃんと椅子に座れるって人は必要ないです。

ブレーキ

車いすのブレーキは、車いすと一体になって供給されるのが通常であるが、片麻痺などで普通ののブレーキに手が届かない場合に用いる延長レバー付きのブレーキ、逆転防止用のブレーキなどをオプョンとして使用することがある。

:::: 介護保険給付福祉用具情報 :::: (techno-aids.or.jp)

延長ブレーキと呼ばれるものです。

ブレーキをオプションで付けなブレーキ無いの!?

と思うかもしれませんがそういう事ではありません。

安心してください。ブレーキはどの車いすにも標準でついてます。

ただそのブレーキが短い場合があるんですよ。

上記の説明にもあるように麻痺があるとかで。

そんな時にブレーキの長さを延長するものが今言ってる延長ブレーキです。

あまりレンタルで利用する人はいないかな~。

基本的に一人で車いすを操作する人用ですね。

介護者がいれば延長しなくてもその人がブレーキしてくれますからね。

あとは長くなれば小さな力でブレーキがかけれるようになるぐらいですかね。

その他

上のリストにはないですが一応他にもこんなのがレンタルで利用できます。

ヘッドレスト

頭が後ろに倒れないように支えるやつです。

これをオプションで付けるぐらいなら車いす自体を変更した方が良いと思う。

酸素ボンベ架

外出する際に携帯酸素ボンベが必要な人用です。これもレンタル可能。

転倒防止バー

車いすが後ろに倒れてしまわないようにするための棒です。

後ろに倒れる心配はなくなりますが、段差を超えられなくなる可能性もあります。

レンタルする際の注意点

クッションはそうでもないですが、他の商品は

機種によっては使用できない

可能性があります。

ご注意ください。

レンタルの場合は使用できなければキャンセルすればいいだけなのでいいですが、もし購入する際は十分に確認してくださいね。

レンタル出来ない車いす付属品

購入するしかない商品も当然いっぱいあります。

一例ですが現在僕の店で取り扱ってる中では

  • カバー系
  • ベルト系

が購入でしか入手できない商品ですね。

カバー系

車いすを丸ごとカバーするもの

外で保管する場合は雨風をしのぐためにカバーを付けることが推奨されます。

が、レンタルでは扱ってないので購入しないといけない…。

まぁレンタルなのでカバー無しでボロくなれば交換してもらえばいいと言えばいいんですが。

車輪部分をカバーするもの

車輪のみをカバーするものです。

外で使用した車いすを室内でも使用するときに使うものですね。

ソックスみたいなもんです。

上履きか?まぁどちらでもいいでしょう。

便利そうやん!と思いそうですが着脱が結構面倒くさいです。

レインウェア

上下に分かれたセパレートタイプもありますが座った体制のままガバっとかぶせるタイプもあります。

後者の方が扱いやすくておすすめですが、もっとおすすめなのは雨の日は出かけない事です。

ベルト系

姿勢保持用のサポートベルト

身体が前のめりになったりズレ落ちたりを防ぐためベルトを締めるというものです。

介助者側からすれば心配がなくなるのでかなり有効的に使うことが出来ますが、使われる側からすると体の自由が利かなくなるので結構なストレスとなるでしょう。

ちなみにこういったベルトは「身体拘束」となり、怒られる可能性もあります。

最後に

車いす付属品で重要なのはクッション。

あとはオプションのような感覚でいいと思います。

介護保険を使用してレンタルできる商品は意外と色々あるので、少しでもいい環境で過ごせるよう福祉用具専門相談員になんでも相談するのが良いと思いますよ!

 

今日はここまで

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